介護士の仕事を探すときに重視すべき点

介護士として不安なく仕事を始めるには、求職活動中に各地の事業所の求人票や採用ホームページなどに目を通して、自分の経験やスキル、資格などが役立ちそうなところを見極める必要があります。特に、介護施設など業務内容がハードで日によって勤務時間が不規則な職場を希望する場合は、毎月の休日数や残業の有無などに注目して、長く働ける環境が整っているかどうか慎重に判断することが重要です。また、低賃金を理由としてた早期離職を防ぐうえで、満足のいく給料を得るために数ある介護事業所の中でも基本給が高いところや、各種手当が充実しているところを就職先の候補にすることが肝心。介護士が不足している事業所においては、実務経験者を高待遇で迎え入れたり、採用後に昇給や昇格のチャンスを与えたりしているところも少なくありません。

就職後に1か所の職場で長く働きたい人は、待遇ばかりにこだわるのではなく、人間関係や職場環境にも目を向けて職場選びをすることが大事なポイントと言えます。介護士の受け入れに積極的な事業所の中には、採用面接の前に職場見学の対応を行ったり、数日から一週間ほどの実習の機会を設けたりしているところもあるため、積極的に気になる事業所にコンタクトを取ることが有効です。なお、介護士の実務経験が少ない人や業務に関する資格を持っていない人は、採用後に長期間の研修が行われているところや、介護福祉士などの資格取得のサポートがあるところを探すと良いでしょう。